ウィルスに感染して壮絶だった1週間が明けた朝、
お義父さんが買ってきたある写真集を開けました。
上田義彦氏の『at Home』上田氏は、桐島かれんさんのだんなさんで広告写真を手がけるフォトグラファーです。
かれんさんと築いて来た「家族」の写真達です。かれんさんの日記が写真とともに記されています。
とっても分厚いその写真集を、寝込む前からちょこちょこ読み進めて、残るページも少なくなっていました。
「今日読み終えられるかな」と思いながら今朝またページを開けたのです。
もちろんプロが撮った写真なのでとてもきれいですが、大下座じゃなく、ただただ自然な家族写真達。
娘さん3人と息子さん1人とかれんさんと。
一番上の娘さんが産まれた時から撮影が始まって、一番下の息子さんが産まれるまでの家族写真でした。

そこの写るかれんさんの穏やかな目、子どもたちの笑顔・泣き顔。
撮影者の静かでやわらかい愛情がすーっと伝わってきました。
上田氏は最後にこう記しています。

「写真の中で家族が微笑んでいる。一刻、一刻、過去となり、忘れ去られてしまう運命にある何でもない日常の中に、二度度見ることの出来ない、大事な小さなほほ笑みがある。写真はそれを鮮明に記憶してくれる。(中略)悲しみは忘却のかなたへ、ほほ笑みは写真の中へ。」

ここまで読み終えた時、聞いていたipodの曲がたまたまコブクロの「桜」でした。
側で眠るかわいい娘二人の寝顔を見ていたら、私の心に何かが込み上げてきて、涙がぽろぽろ溢れ出て、
静かだけれど何とも言えない幸福感がそこにあったのでした。
つらい1週間のあとだったからか、妙に私の心を打ち、じーんとしてしまいました。
そして、下手でも写真を撮ろうかな、と思いました。
我が家の小さなほほ笑みを記憶するために。
この写真集は、わざとだと思いますが、ほとんどの写真がモノクロです。それがかえって綺麗です。
よかったら是非買って見てみてください。

 

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